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太平燕(たいぴーえん)
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POINT
熊本県の郷土料理で、春雨スープに豚肉、いか、えび、きくらげ、白菜などの五目炒めを合わせ卵を添えた麺料理です。
明治時代に福建省から九州に渡ってきた中国人が中華料理店を営んで伝わったといわれています。
中国の福建省では、アヒルのゆで卵を入れたスープ料理でしたが、日本では独自の工夫が加えられ、中国の太平燕とは異なる日本オリジナルの「太平燕」が誕生しました。
例えば、日本ではアヒルの卵は手に入りにくいので鶏の卵を使用したり、「扁肉燕(ビュンニュッイェン)」と呼ばれるワンタン用の皮の代わりに「春雨」を用います。
熊本県の中華料理店や家庭でも定番の料理で、小学校の給食メニューとしてもお馴染みです。
郷土料理として観光客への宣伝活動も盛んで、レトルトやインスタントのお土産、通販商品も多く取り扱われています。
えび、いかの旨味がスープに染み出し、海鮮の風味で美味しくお召し上がりいただけます。
卵やお肉、海鮮など子供たちの好きな具材が入り、野菜もしっかりと摂れる栄養たっぷりの汁物です。
生姜がアクセントになり、さっぱりと食べられます。
具材たっぷりで身体が温められて、冬のスタミナメニューにおすすめです。
材料(1人分)
豚肉 | 10g | 一口大 |
いか短冊 | 20g | |
むきえび | 10g | |
卵 | 28g | 固めに茹でて皮を剥き半分に切る |
乾燥春雨 | 15g | 茹でて10cmに切る |
乾燥きくらげ | 0.5g | 水戻しして千切り |
人参 | 5g | 千切り |
玉ねぎ | 10g | 千切り |
白菜 | 15g | 2cm幅 |
生姜 | 少々 | みじん切 |
酒 | 5g | |
鶏がらスープ | 150g | |
ごま油 | 2g | |
塩 | 2g | |
胡椒 | 少々 | |
炒め油 | 少々 |
作り方
- 鍋に油をしき、生姜を炒めて香りを出す。豚肉を炒めて酒をふる。
- 人参、玉ねぎ、白菜、きくらげを炒める。
- ある程度具に火が通ったら、えび、いかを加え塩・胡椒をし、鶏がらスープを加えひと煮立ちさせる。
- 春雨とごま油を加え最後に味を調える。
- 器に盛り付け、ゆで卵をのせて完成。
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